僕より大きな物を背負っている君へ

「春遠…くんがいい…」

俺をまっすぐ見るその綺麗な瞳に目を奪われた。
なんで選んだの?と聞こうと思うことよりも…

ただただまっすぐ見る瞳から目を離せなかった。

「春遠?」矢島の声で我に返る。

「え?あぁ…ごめん。ぼーっとしてた」

まおりちゃんからスマホを借り、カメラを開いて

まおりちゃんに向ける。

まおりちゃんは満面の笑みでこちらを見た。


綺麗な瞳


綺麗な短くて茶色い髪


綺麗な表情


カメラに納められないぐらいの…


綺麗な笑顔。


もっと間近で…


もっと隣で…


見ていたい。


ても…


そんな綺麗な笑顔は…



俺と…一緒にいるからじゃない…