僕より大きな物を背負っている君へ

『ご乗車ありがとうございました』

「ありがとうございました」

運転手さんにあいさつをして最後の観光地に行く。

「次が最後なんだよな。春遠」

「そう、次が最後の観光地。色んな店がある大きな坂を上った先の有名な園」

ガイドブックをを眺めながら言う。

「あ!あれじゃない?」優雅さんが不意に指をさして言う。

「あれだー!行くぞ行くぞ!」

咲瑛さんが勢い良く走り出し、優雅さんと矢島と花都も咲瑛さんに続き、坂を駆け上がる。

「怪我しないでよ~!」

大声で皆に注意する。

「上で待ってる~!」

咲瑛さんが後ろを振り向き、手を振りながら言う。

「あらら。行っちゃったね」

右から声がした。まおりちゃんの声だった。

「俺らはゆっくり行こうか」

そう言って二人で坂を上がって行くのであった。