僕より大きな物を背負っている君へ

「なんだよ…なんだよそれ!お前は頑張ったじゃん!何で隠す必要があんだよ!」

矢島が俺の前に立ち、責めてくる。

「ちゃんと考えろよ!この事を誰かが知ったら、まおりちゃんがいじめの標的になるかもしれないんだぞ!」

矢島のまっすぐ見て叫ぶ。

「それが不安なんだよ!俺が笑いものにされるのは全然大丈夫だけど…まおりちゃんが苦しむのは…嫌なんだよ!」

「そもそも…俺はそんなに目立ちたがりじゃない…ほっとけよ…」

右手を降ろして、俯く。

「凍宮のため?目立ちたがりじゃないから?なんだよそれ…俺は!」

「矢島くん!もう…やめて…」

優雅さんが俯き、矢島に言う。

「納得…いかねぇ…」と矢島が言う。

「お前は…一年の頃から正義感高かったよな…」

矢島は黙って俺の話を聞く。

「でも…いいんだよ…俺がそうしたいから…」

矢島は少し俯く。

「これは…六人だけの秘密だ」

みんなに視線を一人ずつ合わせて言った。