僕より大きな物を背負っている君へ

『ご乗車ありがとうございました』

路面電車の運転手さんに「ありがとうございます」と言って電車を降りた。

「よしっ!じゃあ橋まで行きますか!」とみんなに言うと「おー!」と全員が一斉に言う。

数分経ち、まおりちゃんが訊いてきた。

「春遠くん知ってる?橋の下の川沿いには、ハートの石があるって言う、噂があるらしいよ」

「へ~そうなんだハートの石なんて見たことないな…」

今までハートの石なんて見たことも、聞いたこともないな。

みんなでゆっくり歩きながら他愛もない会話をたくさんした。

          ♢

そして、やっとめがね橋に着いた。

名前の通り、めがねみたいな橋があった。

「あ!先生いるよ!」優雅さんが指をさす。

全員で先生の方に集まる。

「お!来ましたね。全員いますか?」

「はい!全員います!」咲瑛さんが目をつむって敬礼のポーズをして言った。

「じゃあ写真撮りまーす」

またまおりちゃんが横にいる…やっぱり慣れないな…

「はい!チーズ!」

シャッター音が鳴り響いた。