僕より大きな物を背負っている君へ

「まぁ…実際班長の私なんかより春遠の方が頼りになるのは、事実だし」

咲瑛さんが両手を後頭部に当てて、俺に言う。

「もっと自信持てって!春遠~!」

矢島が両手を上げ、座ったままマッスルポーズをする。

「あ…ありがとう…頑張るよ」

「その調子で頑張って!副班長!」

まおりちゃんが右手でガッツポーズをして、笑った。

「あ!みんなそろそろ着く頃だから電車から降りる準備しといて」

「は~い」と声を合わせてそう言う。

「春遠の方が班長向いてるって思っているのは、私だけですか?」

咲瑛さんがみんなに言う。

「リーダーシップ凄いよね!」

「まおりも?私もそう思う!」

「俺もそう思いまーす!」

花都も頷く。

「…電車の中では、静かね?」

そう言うと「あ…」と全員が声を合わせて言う。

「ごめんなさ~い」と全員が小さな声で電車に乗っている一般人に言った。

一般の方々は屁理屈のない笑顔をして、一礼してくれた。

ほんとに楽しい班だ。