僕より大きな物を背負っている君へ

「えっと、電車出た後の予定知りたいなって」

副班長の仕事は、スケジュールと時間管理だ。
本当は、時計係と言うのがあるのだが、矢島が時計を忘れてきて、この班で時計を持っているのは俺だけなのでその仕事もしている。

ちなみに、優雅さんが地図係、花都が健康係、まおりちゃんがスマホ係だ。

スケジュール表を出し、読みあげる。

「えっとね。路面電車降りたら十分歩いたら、めがめみたいな橋に到着して、先生に報告と写真撮影を終えたら、中華街に行ってご飯って感じ」

説明を終えてスケジュール表をナップにしまう。

「おっけ~大体わかった。ありがと!」

相変わらず満面の笑みを浮かべる。

「なんか、春遠くんって凄く頼りになる!」

唐突にまおりちゃんに褒められた。

「い…いや…そんなことないよ…」

少し目を逸らし、つり革ん掴んでない手で髪をガサガサする。

「あー!照れてる~!」

咲瑛さんが指をさし、俺に言う。