僕より大きな物を背負っている君へ

「駅着いた~」

矢島がベンチに座り、空を見上げる。

「あと五分後位に路面電車が来るみたい」

「じゃあそれまで待ちますかー」

俺の言った事にまおりちゃんが反応し、じっと電車を待つ。

花都と咲瑛さんと優雅さんが三人で話しているところに、矢島が勢いよく立ち上がり三人の方に行く。

また…二人っきり…

「班別研修…楽しい?」不意に右から声がした。
まおりちゃんだった。

「うん…楽しいよ。今のところは」

「そっか…それなら良かった」

まおりちゃんは、満面の笑みを浮かべた。

「このまんま、なんもなんも無ければいいな~」

「ちょっと~フラグ立てないでよ?」

「ごめんごめん」

他愛もない会話を続けていた。

まおりちゃんが連くんと付き合ってから話づらくなって、一年の頃はバカ笑いしながらアニメの話して、部活の事たくさん話してたのに…

「あ!電車きたよ!」

まおりちゃんの声で我にかえる。

電車が止まって、みんなで電車に乗り込む。