僕より大きな物を背負っている君へ

「なんか…神秘的だったな…」

矢島が空を見上げ、ボソッと呟く。

「ね!凄く…神秘的だった」矢島の顔を見ながら優雅さんが言った。

「よし!じゃあ次の所に行こー!」

咲瑛さんに続き、坂道を下って行く。

          ♢

しばらく経って下り終わったが、また登りだ。

「えへぇ~もう無理~」

「登りは…そろそろしんどいね…」

咲瑛さんとまおりちゃんが眉をひそめて言う。

女子には、ちょっとしんどいよな~

「あ~春遠助けて~」

「は…春遠くん…」

と咲瑛さんとまおりちゃんが俺に寄ってくる。 

’’助けて’’って何をすればいいんですか?と聞こうと、思ったら…

「そうだ!おぶって!」脳が三秒フリーズした。

「え?…いやいや無理でしょ!」と反論するが…

「いいじゃ~ん!だめか…」

少し下を向きしょんぼりした声で言う。

「じゃ…じゃあ…」

俺は勇気を出して言った。