灰を被らないシンデレラ




サークルを入会するにあたって男の数が少ないものと指定があったが、元より憂はそのつもりだった。


憂の通う私立大学は幼稚舎から大学まであり、その生徒のほとんどがエスカレーター式で大学まで進学する。
裕福な家庭の子息令嬢も多々在籍し、昔からの顔見知りも多い。

大学からは外部生も多く入るが下世話な話ほど浸透が早く、臣永の長女というだけでなく憂自身の容姿からも、過去の素行の悪さからも色々と陰で噂が広がっているのは知っていた。

故に男と関わると碌なことにならない事など、最早考える必要もないほどに明らかなのだ。




そんな事情もあって憂が選んだのは、こども食堂を支援するサークル。

活動内容はこども食堂へ赴きボランティアスタッフとしてお手伝いをする。
あとは定期的にサークルでもこども食堂を開催しているらしい。