「そういえば、話ってなんですの?」 「あぁ、それですが、たって話すのもなんですから、あそこのテーブルでどうですか?」 と、近くの白いテーブルを指さした。 完璧な悠人様のことだ。 ロマンティックに、結婚後の未来でも話し合おうというのだろう。 しかし、こんな人が自分の夫となるのも、結構良いかもしれない。 たとえそれが、愛のない結婚だとしても。 鞠花はそんな事をぼんやりと思い始めていた。 だが、その次の瞬間、その甘い考えは一挙になぎ倒されることになるのだった。