「何でもできるって言うなら、今すぐ死んでくれない?」
本気のような試しているような、どちらとも付かない表情で彼が言う。
「俺の前から消えてよ」
「私に、、、死んでほしいの?」
「…」
彼は何も答えないけれど、それが願いなのだろうか。
それなら。
「…うん。いいよ。えっと…見たい?見たくない?」
彼の願いが私の『死』なら叶えない訳にはいかない。
だって私はもっと昔に死んでるはずだった。青くんに救ってもらった命なら、その最期は青くんに決める権利がある。
「…は?」
「だから、、死ぬ所、見たい?見たくない?」
どうやって死ぬのがいいだろうか。
一番無難なのは飛び降り?でも人にも物件にも大迷惑だ。薬、は確実じゃないし、一酸化炭素中毒も見せるのは難しそう。
そうなるとやっぱり首吊りだろうか。成功率も高くて、一番お手軽かもしれない。きちんと遺書を残しておけば、青くんに迷惑もかからないだろう。
「首吊りはどう?遺書書いてもいい?あと場所はうちだと保護者いて難しいから別の場所探さないと…公園でもいいけど子供たちのトラウマになるのは可哀想だから、人気がない所がいいんだけどね。あ、ごめん、私のくせに欲張りすぎかな。じゃあ、今すぐなら公園のトイレで…」
「待てよ!!」
