ぐらりと視界が揺れる。 激痛と表す程、生ぬるい痛みではない。 亮は誰かれ構わず、機嫌が悪いと人を殴る。 ─…その噂は本当だったんだ……。 「はは。 笑える姿だよな」 もがき苦しむ様を見て、亮は笑い出した。 何……? 何で笑ってられるの? 人を殴って傷つけて何が楽しいの? おかしいよね… おかしいよ… 悲しくて余計に息が苦しくなる。 さらに亮は…… 「なぁ、マジで俺とお前が付き合ってると思ってたの?」 ────……。 「俺がお前と付き合う訳ねーじゃん。 バッカじゃねーの?」