髪を切ってスッキリし、 春らしい気分になりながら、私は行きつけのカフェへと移動する。 ──オープンテラスの、小さいけれどお洒落な店。 桜がもうすぐ満開になりそうな頃もあってか、オープンカフェはどの席も満杯。 ……とそこに。 「あ~やっ!!!」 すぐ近い距離の席から、 私に向かって手を振る見慣れた友達の顔を見つけた。 「由梨っ!」 私は満面の笑顔を浮かべ、待ち合わせしていた由梨の元へと駆け寄った。