────キョロキョロ……… 部室に入った瞬間 もうほぼ反射的に高山さんを探し出している自分に少々呆れる。 ─────……が……。 「……あ……れ……?」 思わず、そんな一言を発してジッと前を見つめてしまった。 ───…それもそのはず。 「───新入生? 何や見たことない顔やな?」 ………え………? ────ドキッ………… そう言って笑う、知らない男の人。 あたしは吸い込まれるように、その知りもしない人に惹き付けられていた。