DEAR 1st 〜 SEASON〜




「……ありがとう。」



「…ううん、こちらこそ……」





そこから言葉が出ずに俯くあたし。






「……そうだ、これ…」




「…………?」






ぶんちゃんはそう言ってあたしの手に、何か白い紙を手渡した。





「……これ……?」






「家帰ったら読めよ!」






首を傾げるあたしに、ぶんちゃんはポンと頭を撫でた──…。