「──…じゃあ……」





ぶんちゃんはそう言って。




先程あたしが整理していた、

思い出の品が入った袋を手に持った。






「──…これ…

俺が捨てとくから…」





「──…う…ん…」






ゆっくりと扉に向かって歩き、振り返ったぶんちゃんが最後に言った言葉。








「───…彩……









さよなら───…」