「───…」 愕然となり動きが止まるあたしに、今度はぶんちゃんが重い口を開いた。 「……話って何?」 その冷たい視線と言葉に、更にあたしは小さく縮んでしまう。 ……それでも。 あたしは言わなきゃならない。 「……あの───… あたし、ぶんちゃんと別れたく───」 ━━━ガタン!! …カシャン!!バシャッ!! 次々と聞こえてくる音に、ついていけない自分がいた。 ポタポタとカーペットに零れ落ちるココア。 そして───… 地面に押し倒されている自分がいた。