きちんと折りたたみ、 未練も後悔も希望も一緒に包んだ。 ほんの少しでも、可能性があるのなら。 あたしはまだそれに望みをかけたい。 そっと下足室に近付き、ぶんちゃんの下駄箱に手紙を入れた。 ラブレター入れるみたいだね…? 本当は直接手渡したい。 でもきっと無視される。 あたしはそれが怖いの。 勇気がなくてごめんね。 待ってるよ。 待ってる───…。 来なかったら諦めよう。 人生最大の賭。 どうか届いて。 伝わって───……