DEAR 1st 〜 SEASON〜


きちんと折りたたみ、

未練も後悔も希望も一緒に包んだ。



ほんの少しでも、可能性があるのなら。




あたしはまだそれに望みをかけたい。




そっと下足室に近付き、ぶんちゃんの下駄箱に手紙を入れた。




ラブレター入れるみたいだね…?




本当は直接手渡したい。



でもきっと無視される。




あたしはそれが怖いの。



勇気がなくてごめんね。




待ってるよ。





待ってる───…。






来なかったら諦めよう。






人生最大の賭。




どうか届いて。





伝わって───……