「…ぶん…ちゃ…」 あたしおかしい…? ねぇぶんちゃん… 好きなのはあなただけだよ。 そう信じて欲しいのに。 そう伝えたいのに。 あたしは嘘もついてあげられない。 ぶんちゃんは更にあたしの肩をギュッと掴む。 そして───… 「───…俺が……… まだ東京行ってもないのにこんなんじゃ… 俺……… も───… 無理だ…」 ………え……… 「───…彩…… 別れよう─────…」