───…一週間後。




あたしに飛び上がりたくなる朗報が舞い込んで来た。






──『合格した』──





ぶんちゃんが今までで一番嬉しそうな声を上げた。



あたしもそんな声を初めて聞いてすごく嬉しくて嬉しくて。





自分のように喜んで、




『これで心おきなく旅行行けるね』




とぶんちゃんと微笑み合って──…




あたしもあたしで、ウキウキしながら旅行の準備を始めた。





……そして。




カレンダーをめくれば…





「もう…明日かぁ…」





ついに、旅行当日が訪れたんだ──…。