DEAR 1st 〜 SEASON〜

しばらく泣いて、

どれだけ時間が経ったんだろう。




窓の外はもうすっかり暗くなっている。




「えっ!?
もうこんな時間…!?

ごめんなさい!!」



「いや大丈夫だよ。
あ、そうだこれ─…」




「……?」




手のひらに何かを乗せられ、ビックリして顔を上げる。




「これ……」



白い、小さな包み。




「開けてみて?」




「あ、はい…」



何だろう─…?





突然のサプライズに、
あたしは微かに震える手で包みを開けた。