DEAR 1st 〜 SEASON〜

メールを開こうとした瞬間。



────♪……♪♪…




ビクッ──!!!



ケータイの着信が鳴り響いた。





「──あっ…」




焦ったあたしの指は、時すでに遅し。


受信boxを開くと同時に通話開始ボタンが起動してしまったらしい。





───亮じゃ…ないよね…?




「……もし…もし?」




亮じゃないと自分に強く言い聞かせながら、ケータイを耳に当てる。





【……もしもし?




桜井さん?】





「……高……山……さん…」





その瞬間、ぶわっと大粒の涙が溢れ出た。




メールを開いた途端に声が聞けるなんて。


こんなに嬉しい事はない。




【やっと繋がった~…!


良かった……。



いきなり電話切られて、びっくりした…。】




高山さんは慌てたように急いでそう口走った。



「ごめんなさい…」




【あの後何回電話かけても繋がらないし…


本当に心配した…】





あれから……?


電話…

掛け直してくれてたの…?