あの子の成績表

☆☆☆

着替えをして外へ出ると遮熱地獄が待っていました。
これほど熱いと思っていなかったので、玄関を出た瞬間に足を止めてしまいました。
40度という気温は本当に命に関わるような気温みたいです。

それでも行かないわけにはいかず、私はツバがひろめの白い帽子を深く被って自転車にまたがりました。
自転車は日陰においてあるにも関わらす、サドルとグリップがひどく熱くなっていました。

それを我慢して5分ほど自転車を漕ぐと目的のコンビニに到着しました。
ほんの5分間でも私の背中には汗が流れてきました。
「瑞希」

コンビニへ入って左手にあるイートインスペースから声をかけられて見ると、正樹が冷たいジュースを飲んでいました。
いいなぁと感じながらも、それを隠して近づきます。

「穂波がいなくなったって、本当?」
私は正樹の隣に座って聞きました。
正樹は真剣な顔で「そうらしいんだ」と、答えます。