一気に階段を駆け下りて昇降口まで来た時、ようやく足を止めて肩で呼吸をしました。
ふたりとも自転車に乗っていたときよりも汗だくです。
「なんなんだよ、今の」
好きなことを否定された正樹の顔は真っ赤にそまっていました。
怒りをグッと抑え込んでいるのか、両手は拳になっています。
「でも、先生の言うことも正しいかも。警察に連れて行かれちゃうかもしれないよ?」
先生に便乗してずっと心配に感じていたことを言うと、正樹は黙り込んでしまいました。
このタイミングで私まで否定的なことを言うんじゃなかったかもしれない。
そんな後悔が生まれてきたとき、正樹がこちらを向きました。
怒られるかもしれないと身構えましたが、全然違う話でした。
「さっきの先生、なんかおかしかったよな?」
「え? あ、うん」
普段の先生ではない気がしていたのは確かなので、うなづいて返します。
「穂波の話からいきなり俺の爆弾作りの話になったし。なにか隠してる感じがするよな」
そう言わればそう感じ始めました。
あのタイミングで逃げ出したく鳴ることをわざと言ったのかもしれません。
ということは、先生は穂波がどこにいるのか知っているということになりませんか?
「先生にもう1度聞いてみようよ。穂波の居場所がわかるかもしれないから」
ふたりとも自転車に乗っていたときよりも汗だくです。
「なんなんだよ、今の」
好きなことを否定された正樹の顔は真っ赤にそまっていました。
怒りをグッと抑え込んでいるのか、両手は拳になっています。
「でも、先生の言うことも正しいかも。警察に連れて行かれちゃうかもしれないよ?」
先生に便乗してずっと心配に感じていたことを言うと、正樹は黙り込んでしまいました。
このタイミングで私まで否定的なことを言うんじゃなかったかもしれない。
そんな後悔が生まれてきたとき、正樹がこちらを向きました。
怒られるかもしれないと身構えましたが、全然違う話でした。
「さっきの先生、なんかおかしかったよな?」
「え? あ、うん」
普段の先生ではない気がしていたのは確かなので、うなづいて返します。
「穂波の話からいきなり俺の爆弾作りの話になったし。なにか隠してる感じがするよな」
そう言わればそう感じ始めました。
あのタイミングで逃げ出したく鳴ることをわざと言ったのかもしれません。
ということは、先生は穂波がどこにいるのか知っているということになりませんか?
「先生にもう1度聞いてみようよ。穂波の居場所がわかるかもしれないから」



