「そんな。わざとここに来るなんて!」
穂波は目を見開き、そしてまた泣きました。
「穂波、ここから一緒に逃げよう」
「逃げるって、どうやって?」
「私が仕事をしている場所は外へ通じる穴の下なの。そこにはロープもあるし、どうにか這い上がることができると思う」
「這い上がる……」
穂波が自分の足を見つめました。
その足も枝のように細くて、すぐに折れてしまいそうです。
「この部屋に送られてきてから、あまり食べれてないの」
「食欲がないの?」
「ううん。食べ物を持ってきてもらえないの」
穂波はそう言うととても重たそうに立ち上がり、部屋の奥へと向かいました。
私もそれに続きます。
部屋の隅には透明なビニール袋が置かれていて、穂波はそれを持ち上げました。
ツンッとくる刺激臭がその袋から漂ってきて、これには思わず鼻をつまみました。
「これ、なんだと思う?」
中には黒い塊がいくつか入っていますが、それがなにかわかりませんでした。
穂波は目を見開き、そしてまた泣きました。
「穂波、ここから一緒に逃げよう」
「逃げるって、どうやって?」
「私が仕事をしている場所は外へ通じる穴の下なの。そこにはロープもあるし、どうにか這い上がることができると思う」
「這い上がる……」
穂波が自分の足を見つめました。
その足も枝のように細くて、すぐに折れてしまいそうです。
「この部屋に送られてきてから、あまり食べれてないの」
「食欲がないの?」
「ううん。食べ物を持ってきてもらえないの」
穂波はそう言うととても重たそうに立ち上がり、部屋の奥へと向かいました。
私もそれに続きます。
部屋の隅には透明なビニール袋が置かれていて、穂波はそれを持ち上げました。
ツンッとくる刺激臭がその袋から漂ってきて、これには思わず鼻をつまみました。
「これ、なんだと思う?」
中には黒い塊がいくつか入っていますが、それがなにかわかりませんでした。



