人と人の隙間を縫うようにしてそっと部屋の奥へと向かいます。
どこからか換気扇の回る音が聞こえてきますけれど、それでもこの淀んだ空気は奥へ行くほどに強くなっていくようです。
とうとう一番奥へとたどり着いたとき、誰かに足首を掴まれました。
とても冷たくて枝のように細い手に驚いて思わず振り払います。
見ると細い息を繰り返している男の子だということがわかりました。
年齢はきっと私よりも下。
細くて骨と皮だけになった体なので、本当の年齢はわかりません。
「水……」
男の子が呻くように言います。
部屋の中を見回してみても水はどこにもありません。
「ごめんね。ここにはないみたい」
私はそう返事をするとすぐにその場を後にしました。
可愛そうな気もしましたけれど、かまっている時間もありません。
どこからか換気扇の回る音が聞こえてきますけれど、それでもこの淀んだ空気は奥へ行くほどに強くなっていくようです。
とうとう一番奥へとたどり着いたとき、誰かに足首を掴まれました。
とても冷たくて枝のように細い手に驚いて思わず振り払います。
見ると細い息を繰り返している男の子だということがわかりました。
年齢はきっと私よりも下。
細くて骨と皮だけになった体なので、本当の年齢はわかりません。
「水……」
男の子が呻くように言います。
部屋の中を見回してみても水はどこにもありません。
「ごめんね。ここにはないみたい」
私はそう返事をするとすぐにその場を後にしました。
可愛そうな気もしましたけれど、かまっている時間もありません。



