「ひとまず鎮静剤を打ってみるか」
それは患者へ向けての説明ではなく、なんとなく呟いただけのようです。
元気な私が注射を打つとどうなるのかわからなくて、恐怖心が湧いてきました。
先生は腕を消毒することもなく、汚れたままの私の腕に注射器の針を突き立てようとしました。
「いや!」
さすがに我慢できなくて叫び、上半身を勢いよく起こすとベッドの横にあった点滴スタンドを両手で掴んで先生の頭目掛けて振り下ろしました。
「ぐわっ!」
点滴スタンドを頭部にくらった先生はそのまま床に横倒しになって、その拍子に頭を更に強くぶつけてしまいました。
大丈夫かなと心配になりましたけれど、こんな場所で立ち止まっているのは危険です。
先生の意識がないことだけを確認すると、私は奥にあるドアへと向かいました。
この奥が先生の部屋だとすれば、なにか使えるものがるかもしれないと思ったからです。
もしかしたらシャワー室とかもあるんじゃないか。
そんな期待をしてドアを開けたんですが……。
開けた隙間から流れでくる異臭に鼻が歪みそうになりました。
それは患者へ向けての説明ではなく、なんとなく呟いただけのようです。
元気な私が注射を打つとどうなるのかわからなくて、恐怖心が湧いてきました。
先生は腕を消毒することもなく、汚れたままの私の腕に注射器の針を突き立てようとしました。
「いや!」
さすがに我慢できなくて叫び、上半身を勢いよく起こすとベッドの横にあった点滴スタンドを両手で掴んで先生の頭目掛けて振り下ろしました。
「ぐわっ!」
点滴スタンドを頭部にくらった先生はそのまま床に横倒しになって、その拍子に頭を更に強くぶつけてしまいました。
大丈夫かなと心配になりましたけれど、こんな場所で立ち止まっているのは危険です。
先生の意識がないことだけを確認すると、私は奥にあるドアへと向かいました。
この奥が先生の部屋だとすれば、なにか使えるものがるかもしれないと思ったからです。
もしかしたらシャワー室とかもあるんじゃないか。
そんな期待をしてドアを開けたんですが……。
開けた隙間から流れでくる異臭に鼻が歪みそうになりました。



