あの子の成績表

私達は途中で分岐した穴の方へ進んだので、わからずじまいです。
分岐した穴を進んでいくと、今度は斜め上へと穴が続いていました。
足元には線路のようなものが引かれていて、木製の今にも壊れてしまいそうなトロッコもありました。

あれに石や砂を積んで、ここまで運ぶということがわかります。
私達は上へ上へと進んでいき、最終的に外へ出てしまいました。
突然の太陽光にビックリして目がチカチカします。

思わず手を伸ばして佳苗ちゃんの腕を掴みました。
「大丈夫?」
佳苗ちゃんが優しく声をかけてくれて、目もすぐに慣れてひとまずホッとしました。

外だと思っていたそこはまだ地中で、だけど真上の穴から太陽光が差し込んできていることに気が付きました。
「石や砂を外まで運ぶんじゃないの?」

「私達が運び出すのはここまでやよ。その後はまた別の班がやることなんよ」
そう言われて周囲を見回してみると、他にも同じように作業しているグループがあちこちにあることに気が付きました。