あの子の成績表

10人で女性の後に続いて階段を下っていくと急に土臭い臭いが鼻を刺激しました。
なにかと持って身を乗り出して見てみると、階段を下りきった廊下の奥が突如土壁になっていたのです。
その洞窟のような通路はまだ奥へと続いているようです。

「これから何をするの?」
「仕事やで。でも今は静かに」
佳苗ちゃんはそう言って人差し指を立ててしーっと合図してきました。

仕方なく黙って歩いていくと洞窟へ入る前に長靴に履き替えさせられました。
それから各自懐中電灯を持たされ、女性は頭にヘッドライトをつけて歩き進みます。

すると奥へ行くほど空間が広くなってきて、カンカンと石を削り出す音が聞こえてきました。
あれが作業班Aの仕事場だったのでしょうか。