表記説明
「」→セリフ
「()」→心の声
【】→モノローグ、ナレーション
「手書き()」→漫画内の手書き指示
「手書き+矢印()」→漫画内の手書きと矢指示
※プロローグ※
〇学校、理科準備室
【長所 全力で努力すること】
【短所 他人に弱みを見せられないこと】
かちゃ…と音が響く。日が差し込む中、大樹が棚を背にして立つ静香を見下ろす。
【だから、今】
桐山「怖い?」
静香「怖い……?」
のったりとした印象なのに、どこか淡泊な目の大樹に、静香の口元だけが見える。
【私はこんな状況に陥ってます】
静香「誰に向かって言ってるの?」
勝ち気で余裕な目で笑って見せる。
※静香目線、本編※
〇教室、HR
【私は森崎静香。長江高校2年B組の委員長】
静香「じゃあ、文化祭の出し物は、『男女逆転⁉実験!執事喫茶』に決まりで!」
教壇で話す静香、黒板の前でチョークを持って振り返っている。賛同する生徒たち
静香「それぞれの分担を決めていこっか。まず実行委員だけどーー」
生徒「委員長でよくね?」
生徒側に背を向け、黒板に順番に書いていく、静香の手がぴたっと止まる
静香「(え~っ…⁉去年もこの展開で押し付けられたのに)」
生徒「それいいかも!」
生徒「森ちゃん器用だしね」
生徒「委員長に任せれば安心だよなー」
背後で繰り広げられる和気あいあいとした話し合い
隅っこで眠そうにしている大樹は、男友達Aに話しかけられながら傍観している
静香「(……こ、今度こそ……!)」
内心どうしようと汗ダラダラ風の静香が意を決して振り返る
生徒一同「ねっ委員長!」
静香「任せて」
・生徒一同で声がそろう期待に、余裕の顔で答えてしまう静香
〇教室、放課後、窓際、後ろの方の席に座る静香
静香「(またやっちまった……)」
1人の静香、口に髪が一束入り、死にそうな表情で自分に呆れている
静香「(どうしていつも引き受けちゃうんだろ…)」
【みんなに頼られるのも、成功した時の達成感も嫌いじゃない。でもーー】
静香「(いくらなんでも、量多すぎじゃない……?)」
今まで引き受けた仕事量を考えり見つつ、現在の仕事量も重々しい静香
⎿学校内のイベント過多すぎ問題
〇(回想)去年の静香、卒業実行委員長をお願い―!とモブ生徒たちに言われてる図
静香「(文化祭も体育祭も全部やったし。今回のテストは頑張りたいし、さすがに…)
【無理、やれない、誰か変わって。そう言えればいいのに】
静香「……っ」
出来ないとは言えない雰囲気で言葉が詰まる静香
【いつも、その一言が言えない】
〇(回想終了)
【できないと言えば、誰にも必要とされない気がするから】
【いくらしんどくても、引き受けていい顔してしまう】
静香「(ただの八方美人。都合よくつかわれても仕方なー……)」
桐山「なにやってんの?」
諦めた目でもくもくと作業する静かに、桐山が話しかける。
静香「桐山くん」
桐山「雑用?誰か呼ぶ?」(「誰か呼ぶ?」を注目させる)
びっくりして桐山を見上げる静香。桐山が静香の前の席に座って話し、静香は固まる
静香「だ、大丈夫だよ。ありがと~」
静香「(『自分』がじゃなくて、『誰か』なんだ……!)」
静香「(その思考、信じられない…!)」
・ひきつる心を隠しながら建前笑顔で感謝する静香
〇(回想)桐山についての紹介エピ
【同じクラスの桐山大地。人呼んで人任せの男(勝手に静香が呼んでるだけ)】
【ありとあらゆるところで、人に頼り、人の力を持って乗り越える】
桐山「聞いてなかった。教えて」
男友達A「しゃあねえな」
先生の「ここ聞かない奴は赤点、絶対教えんなよ!」という怖い顔の授業中に、爆睡してた桐山をハラハラみる静香
それなのに休憩時間に男友達Aにさらっと聞いてる桐山
桐山「1人で?無理。みんな交代でやろう」
静香「(ええっ⁉でも餌代の管理とか…)」
生徒たち(手書き)「え~」「まーみんなのだもんね」「やろやろ~」
静香がクラスの生き物係を決めるときに桐山が大きく発言する。
みんなでばらけさせちゃってやってくれるの⁉の驚きの静香だけど
静香「(嫌われることが、怖くないのー…?)」
自然とまとまって決まっていくところに、静かに驚き自分とはちがうことを感じている
【つまり、私と正反対の人間】
桐山に集まる生徒、男友達Aたち
桐山「(手書き)だって責任重すぎだろ。命だぞ?」
生徒「(手書き)確かに~」
男友達A「(手書き)きりはそういうとこあるよな~」
桐山「(手書き)なにが?」
〇回想終了
静香「(私にはとてもできない…)」
静香「手書き(羨ましい)」
桐山「何決めてんの?」
クッと悔やむ静かに、気にせずのほほんと聞く桐山
静香「喫茶店で使う実験器具を科学の先生に貸し出してもらうリストを作ってて」
静香「手書き(執事が実験するコンセプト喫茶だから)」
桐山「ふーん。それなら…」
これねっとリストをサクサク書いてる静香に、あーと納得する桐山
〇理科準備室
桐山「見たほうが早くね?」
静香「(桐山くんでも動くんだ…)」
静香「失礼します…」
扉をガラッと開ける桐山に、行動するの⁉と驚いてる静香
桐山「この変じゃね?俺先生探してくる。聞いたほうが早いし」
静香「う、うん」
理科準備室のビーカーや試験管などを指さす桐山
桐山「手書き(先生いないな。サボりか?)」
静香「(なんだかんだ、自分で手伝ってくれてる…?)」
静香「(あ、でも…)」
あれ?と先生を隣の理科室まで探してる桐山を見ながら少し感心する静香
〇回想、教室の隅に置かれたゲージを見て
静香「(ちゃんと周りが動けるように導線は作ってる)」
静香「手書き(桐山君の字…)」
生き物係でゲージの隣にちゃんと「餌代はココに書くこと!掃除は出席番号順で交代」と手書きで紙が貼っている。
〇回想終了
静香「(実は何気にすごいのかも?)」
静香「(手書き(責任を分散してみんながやりやすいように考えて…?)」
ウーーーンと思う静香、桐山が戻ってくるので数えないと!と我に返る静香
静香「手書き(えーと…使うのは飾りだから…1,2,3,4…)(あっバーナーってOK出ないかも…)」
桐山「森崎ってさ」
確認してる静香を横目で見ながらしゃべりかける桐山
桐山「なんでそんなに八方美人なの?」
静香「えー…?そうかな?」
桐山の言葉に図星だけど、そぶりを見せないように笑顔を作る静香
桐山「うん」
少しずつ静かに近づく桐山
桐山「さっきだってまた面倒事引き受けて。ほんとはやりたくないんでしょ?」
静香「そんなことないよ」
後ずさりして笑顔を作る静香
桐山「嘘。さっき教室でうなだれてたじゃん」
静香「(見られてたの⁉)」
棚に背が当たり、逃げられなくなる静香
桐山「人に嫌われるの、怖い?」
静香「怖い……?」
淡泊だけど何を考えてるかわからない桐山に見下ろされる静香
心の中で考えはじめる
【怖いよ。あたりまえじゃん。失敗したらどうしようっていつも考える】
【でも、〃なにか〃しないと、私の価値ってないじゃない】
【わかってるよ】
【でも…桐山君に、私のなにがわかるの?】(デフォルメで火を吐いてがあ!としてる静香)
静香「誰に向かって言ってるの?」
静香「(私だって)」
口元が少しふっと笑う静香
静香「勘違いしないで。そんなに弱くないから」
静香「(さすがに怒るんだからー!)」
ふっと桐山に余裕の笑みを見せる静香。内心は涙目ぶるぶるの静香。
桐山「……」
桐山が、静香の腕の震えに気づく。
静香「(とりあえず逃げよう!準備はもう明日でいいや!)
静香「先生探してくるね」
桐山「可愛くないなぁ」
その場を収めようとした静香に、桐山の素直になりなよ的な言葉が刺さる
静香「……は?」
桐山「強がってばっかじゃ、男にもモテないよ?」
静香「(モテ……モテ……モテ⁉)」
静香「さっきから何?」
心無い桐山の言葉に静かにきれる静香
静香「モテたいから?ちがう」
静香「私は自分のためにやってるの」
桐山「ーー…!」
強い瞳の静香が桐山の心に刺さる
静香「付き添ってくれてありがと。また明日」
【やっぱりは】
【ただいい顔したいだけの外面人間】
【桐山君の言う通り】
さっそうと理科準備室から出ていく静香
〇学校の廊下
【プライドまで無駄に高い】
静香「(え……私って自分のためにやってたの⁉)」
静香「手書き(それで苦しんでバカなの⁉)」
静香「!」
小走りで自分にまさかまさかと思いながら歩く静香の手が後ろから掴まれる
【だからありえない。桐山君がーー】
静香「な、なに⁉」
桐山「不器用すぎてヤバい」
手を掴まれて真っ赤になってる静香に、あーもうと顔に手を当てる桐山
【私のことを、好きだなんて】
桐山「森崎、可愛すぎ。無理。好き」
静香「⁉」
手をずらすとたまらなく愛しそうな目で静香を見る桐山の顔に、赤面のまま動揺する静香
「」→セリフ
「()」→心の声
【】→モノローグ、ナレーション
「手書き()」→漫画内の手書き指示
「手書き+矢印()」→漫画内の手書きと矢指示
※プロローグ※
〇学校、理科準備室
【長所 全力で努力すること】
【短所 他人に弱みを見せられないこと】
かちゃ…と音が響く。日が差し込む中、大樹が棚を背にして立つ静香を見下ろす。
【だから、今】
桐山「怖い?」
静香「怖い……?」
のったりとした印象なのに、どこか淡泊な目の大樹に、静香の口元だけが見える。
【私はこんな状況に陥ってます】
静香「誰に向かって言ってるの?」
勝ち気で余裕な目で笑って見せる。
※静香目線、本編※
〇教室、HR
【私は森崎静香。長江高校2年B組の委員長】
静香「じゃあ、文化祭の出し物は、『男女逆転⁉実験!執事喫茶』に決まりで!」
教壇で話す静香、黒板の前でチョークを持って振り返っている。賛同する生徒たち
静香「それぞれの分担を決めていこっか。まず実行委員だけどーー」
生徒「委員長でよくね?」
生徒側に背を向け、黒板に順番に書いていく、静香の手がぴたっと止まる
静香「(え~っ…⁉去年もこの展開で押し付けられたのに)」
生徒「それいいかも!」
生徒「森ちゃん器用だしね」
生徒「委員長に任せれば安心だよなー」
背後で繰り広げられる和気あいあいとした話し合い
隅っこで眠そうにしている大樹は、男友達Aに話しかけられながら傍観している
静香「(……こ、今度こそ……!)」
内心どうしようと汗ダラダラ風の静香が意を決して振り返る
生徒一同「ねっ委員長!」
静香「任せて」
・生徒一同で声がそろう期待に、余裕の顔で答えてしまう静香
〇教室、放課後、窓際、後ろの方の席に座る静香
静香「(またやっちまった……)」
1人の静香、口に髪が一束入り、死にそうな表情で自分に呆れている
静香「(どうしていつも引き受けちゃうんだろ…)」
【みんなに頼られるのも、成功した時の達成感も嫌いじゃない。でもーー】
静香「(いくらなんでも、量多すぎじゃない……?)」
今まで引き受けた仕事量を考えり見つつ、現在の仕事量も重々しい静香
⎿学校内のイベント過多すぎ問題
〇(回想)去年の静香、卒業実行委員長をお願い―!とモブ生徒たちに言われてる図
静香「(文化祭も体育祭も全部やったし。今回のテストは頑張りたいし、さすがに…)
【無理、やれない、誰か変わって。そう言えればいいのに】
静香「……っ」
出来ないとは言えない雰囲気で言葉が詰まる静香
【いつも、その一言が言えない】
〇(回想終了)
【できないと言えば、誰にも必要とされない気がするから】
【いくらしんどくても、引き受けていい顔してしまう】
静香「(ただの八方美人。都合よくつかわれても仕方なー……)」
桐山「なにやってんの?」
諦めた目でもくもくと作業する静かに、桐山が話しかける。
静香「桐山くん」
桐山「雑用?誰か呼ぶ?」(「誰か呼ぶ?」を注目させる)
びっくりして桐山を見上げる静香。桐山が静香の前の席に座って話し、静香は固まる
静香「だ、大丈夫だよ。ありがと~」
静香「(『自分』がじゃなくて、『誰か』なんだ……!)」
静香「(その思考、信じられない…!)」
・ひきつる心を隠しながら建前笑顔で感謝する静香
〇(回想)桐山についての紹介エピ
【同じクラスの桐山大地。人呼んで人任せの男(勝手に静香が呼んでるだけ)】
【ありとあらゆるところで、人に頼り、人の力を持って乗り越える】
桐山「聞いてなかった。教えて」
男友達A「しゃあねえな」
先生の「ここ聞かない奴は赤点、絶対教えんなよ!」という怖い顔の授業中に、爆睡してた桐山をハラハラみる静香
それなのに休憩時間に男友達Aにさらっと聞いてる桐山
桐山「1人で?無理。みんな交代でやろう」
静香「(ええっ⁉でも餌代の管理とか…)」
生徒たち(手書き)「え~」「まーみんなのだもんね」「やろやろ~」
静香がクラスの生き物係を決めるときに桐山が大きく発言する。
みんなでばらけさせちゃってやってくれるの⁉の驚きの静香だけど
静香「(嫌われることが、怖くないのー…?)」
自然とまとまって決まっていくところに、静かに驚き自分とはちがうことを感じている
【つまり、私と正反対の人間】
桐山に集まる生徒、男友達Aたち
桐山「(手書き)だって責任重すぎだろ。命だぞ?」
生徒「(手書き)確かに~」
男友達A「(手書き)きりはそういうとこあるよな~」
桐山「(手書き)なにが?」
〇回想終了
静香「(私にはとてもできない…)」
静香「手書き(羨ましい)」
桐山「何決めてんの?」
クッと悔やむ静かに、気にせずのほほんと聞く桐山
静香「喫茶店で使う実験器具を科学の先生に貸し出してもらうリストを作ってて」
静香「手書き(執事が実験するコンセプト喫茶だから)」
桐山「ふーん。それなら…」
これねっとリストをサクサク書いてる静香に、あーと納得する桐山
〇理科準備室
桐山「見たほうが早くね?」
静香「(桐山くんでも動くんだ…)」
静香「失礼します…」
扉をガラッと開ける桐山に、行動するの⁉と驚いてる静香
桐山「この変じゃね?俺先生探してくる。聞いたほうが早いし」
静香「う、うん」
理科準備室のビーカーや試験管などを指さす桐山
桐山「手書き(先生いないな。サボりか?)」
静香「(なんだかんだ、自分で手伝ってくれてる…?)」
静香「(あ、でも…)」
あれ?と先生を隣の理科室まで探してる桐山を見ながら少し感心する静香
〇回想、教室の隅に置かれたゲージを見て
静香「(ちゃんと周りが動けるように導線は作ってる)」
静香「手書き(桐山君の字…)」
生き物係でゲージの隣にちゃんと「餌代はココに書くこと!掃除は出席番号順で交代」と手書きで紙が貼っている。
〇回想終了
静香「(実は何気にすごいのかも?)」
静香「(手書き(責任を分散してみんながやりやすいように考えて…?)」
ウーーーンと思う静香、桐山が戻ってくるので数えないと!と我に返る静香
静香「手書き(えーと…使うのは飾りだから…1,2,3,4…)(あっバーナーってOK出ないかも…)」
桐山「森崎ってさ」
確認してる静香を横目で見ながらしゃべりかける桐山
桐山「なんでそんなに八方美人なの?」
静香「えー…?そうかな?」
桐山の言葉に図星だけど、そぶりを見せないように笑顔を作る静香
桐山「うん」
少しずつ静かに近づく桐山
桐山「さっきだってまた面倒事引き受けて。ほんとはやりたくないんでしょ?」
静香「そんなことないよ」
後ずさりして笑顔を作る静香
桐山「嘘。さっき教室でうなだれてたじゃん」
静香「(見られてたの⁉)」
棚に背が当たり、逃げられなくなる静香
桐山「人に嫌われるの、怖い?」
静香「怖い……?」
淡泊だけど何を考えてるかわからない桐山に見下ろされる静香
心の中で考えはじめる
【怖いよ。あたりまえじゃん。失敗したらどうしようっていつも考える】
【でも、〃なにか〃しないと、私の価値ってないじゃない】
【わかってるよ】
【でも…桐山君に、私のなにがわかるの?】(デフォルメで火を吐いてがあ!としてる静香)
静香「誰に向かって言ってるの?」
静香「(私だって)」
口元が少しふっと笑う静香
静香「勘違いしないで。そんなに弱くないから」
静香「(さすがに怒るんだからー!)」
ふっと桐山に余裕の笑みを見せる静香。内心は涙目ぶるぶるの静香。
桐山「……」
桐山が、静香の腕の震えに気づく。
静香「(とりあえず逃げよう!準備はもう明日でいいや!)
静香「先生探してくるね」
桐山「可愛くないなぁ」
その場を収めようとした静香に、桐山の素直になりなよ的な言葉が刺さる
静香「……は?」
桐山「強がってばっかじゃ、男にもモテないよ?」
静香「(モテ……モテ……モテ⁉)」
静香「さっきから何?」
心無い桐山の言葉に静かにきれる静香
静香「モテたいから?ちがう」
静香「私は自分のためにやってるの」
桐山「ーー…!」
強い瞳の静香が桐山の心に刺さる
静香「付き添ってくれてありがと。また明日」
【やっぱりは】
【ただいい顔したいだけの外面人間】
【桐山君の言う通り】
さっそうと理科準備室から出ていく静香
〇学校の廊下
【プライドまで無駄に高い】
静香「(え……私って自分のためにやってたの⁉)」
静香「手書き(それで苦しんでバカなの⁉)」
静香「!」
小走りで自分にまさかまさかと思いながら歩く静香の手が後ろから掴まれる
【だからありえない。桐山君がーー】
静香「な、なに⁉」
桐山「不器用すぎてヤバい」
手を掴まれて真っ赤になってる静香に、あーもうと顔に手を当てる桐山
【私のことを、好きだなんて】
桐山「森崎、可愛すぎ。無理。好き」
静香「⁉」
手をずらすとたまらなく愛しそうな目で静香を見る桐山の顔に、赤面のまま動揺する静香
