ハロウィンの悪魔





チェックアウトの後、荷物を預けて大型の複合商業施設へ向かった。

これまでは格式ばった店が多かったこともありスーツや綺麗めの服装で会う事が多かったため、お互いにシンプルな装いで並ぶのは初めてだった。


どんな服装でも着る人によって高価に見えるものだなと心の内で思いながら、二人で色々な店を見て回った。


ショッピングで服や雑貨を選んだり、ランチでフードコートに入ったりと本当に誰もがするような普通のデートは勿論楽しかったが、やはり心を寄せる相手と一緒だというのが一番だったのだろう。

初めて入ると言っていたゲームセンターでは、意外なことに色々と興味を持って「やってみていいか」と言いながら遊んでいた。


騒がしい場所があまり得意でないのでこれまではあまり興味が向かずスルーしていたらしいが、どうやら太鼓を叩くゲームが特にお気に召したらしく、決して上手くは無かったが楽しそうにしておりその姿はとても可愛く見えた。

普段のクールな姿とはまた違った一面に、今日一日でますます想いを膨らませてしまったのは言うまでもない。