ハロウィンの悪魔



百歩譲って彼女達の言うことを間に受けるとすれば、まあ確かに完全な的外れという訳でもない。

界斗と自分が釣り合っていない事実は変わりはない。それは自分が一番自覚していて、だからこうして距離を取ろうと模索しているのだから。


そのまま真っ直ぐに自分のデスクに戻り、気を取り直そうと置きっぱなしにしていたスマホを手に取った。


来月末には31歳の誕生日が控えている。
今年ももちろん有休をとって豪遊するつもりだ。


そろそろ誕生日のプランを立てようかと画面を点けると遥香からメッセージが届いていた。

ロックを解除し開いて見れば、新婚旅行のお土産を渡したいとので近く予定を空けて欲しいという内容だった。



そういえば、九月の頭にドバイへ行くと言っていたなと頭の片隅で思う。

直ぐに空いている日を返信し、その週末に会う約束を取り付けた。