後日、遥香に呼び出され説明した際にはしこたま怒られた。
危ない男だったらどうするのと言われ、今こうして無事だと言うと頭を叩かれた。
「も〜いつからそんな子になっちゃったの…」
「ハロウィンハイって凄いよね」
「笑い事じゃないから」
ギロリと睨まれ苦笑いで返す。
全く反省していない栞の様子を見て、遥香は深いため息を吐いた。
「まあでも、相手が良かったよ。御堂くんは誠実で良い人だもん」
「いや…今現在執拗に迫られてるんだけど」
「じゃあ話は早いじゃない。付き合っちゃえば?」
「いや、だから言ったじゃん…御堂さんは私と“シホ”は別人だと思ってるんだって」
界斗が好意を寄せているのは“シホ”という素性の知れないミステリアスな女であり、それだって一時の気の迷いでしかないに決まってる。
しかもその女が、本当は会社で根暗陰キャババアと呼ばれるような女だと知れば結果どうなるかなんて火を見るより明らかだ。



