(とにかくお薬もらったら飲ませてすぐに家に帰って寝かせなきゃ。もう一度タクシー呼ぶしかないか。相当お金がかかっちゃうけど仕方ない)
散財は痛いが、大輝に無理はさせたくなかった。
薬を受け取り、グズる大輝になんとか飲ませた佳純は薬局の自動ドアから外に出て――足を止めた。
すぐ前の駐車場に瞬が立っていたのだ。
「瞬、さん」
思わず固まっていると、瞬はこちらに近づいてくる。
(また後で、って聞き間違いじゃなかったのね。そういえばさっきタクシーを呼んでもらったとき、ここの場所教えちゃってた)
「大丈夫だったか?」
瞬は佳純の腕の中の大輝を心配げに覗き込む。
「……喉が赤いらしくって、しばらく様子を見て、熱が下がらないようだったら自宅近くの病院で診てもらうように言われました」
そうか、と頷いた瞬は佳純に向き直り思いがけない言葉を口にした。
「俺は車で来ているから、君たちの家まで送っていく」
「いえ、大丈夫です。タクシーで帰りますから」
慌てて断るが瞬は引かない。
散財は痛いが、大輝に無理はさせたくなかった。
薬を受け取り、グズる大輝になんとか飲ませた佳純は薬局の自動ドアから外に出て――足を止めた。
すぐ前の駐車場に瞬が立っていたのだ。
「瞬、さん」
思わず固まっていると、瞬はこちらに近づいてくる。
(また後で、って聞き間違いじゃなかったのね。そういえばさっきタクシーを呼んでもらったとき、ここの場所教えちゃってた)
「大丈夫だったか?」
瞬は佳純の腕の中の大輝を心配げに覗き込む。
「……喉が赤いらしくって、しばらく様子を見て、熱が下がらないようだったら自宅近くの病院で診てもらうように言われました」
そうか、と頷いた瞬は佳純に向き直り思いがけない言葉を口にした。
「俺は車で来ているから、君たちの家まで送っていく」
「いえ、大丈夫です。タクシーで帰りますから」
慌てて断るが瞬は引かない。



