これから花屋はかきいれ時になる。既にクリスマスのアレンジやリースの準備に追われているし、お正月用の生花や商品も年末ぎりぎりまで販売する。
もちろん休みが無いわけではないが、忙しい瞬と都合を合わせるのがさらに難しくなってしまうかもしれない。
佳純が説明すると瞬は「そうだったのか」と頷く。どうやら納得してくれたらしい。
「でも佳純は本当に花が好きなんだな。仕事で疲れていてもロビーの花を見た途端目の色が変わっていたから」
「そんなところまで見てたんですね……」
気恥ずかしさを感じつつ佳純は続けた。
「父が生前よく言ってたんです。『花を見て機嫌が悪くなる人はいない。一輪あるだけで人の心を和ませられる』って。私、そんな花が大好きで、少しでも多くの人に花で笑顔になってほしくて。これからもお店でいっぱい勉強して店長みたいに素敵なアレンジもできるようになりたいんです」
「……そうか」
真面目な顔でこちらの話を聞いていた瞬の瞳が、一瞬揺れた気がした。急に熱く語りだして引かれてしまっただろうか。
「す、すみません急に決意表明みたいなこと言い出して」
もちろん休みが無いわけではないが、忙しい瞬と都合を合わせるのがさらに難しくなってしまうかもしれない。
佳純が説明すると瞬は「そうだったのか」と頷く。どうやら納得してくれたらしい。
「でも佳純は本当に花が好きなんだな。仕事で疲れていてもロビーの花を見た途端目の色が変わっていたから」
「そんなところまで見てたんですね……」
気恥ずかしさを感じつつ佳純は続けた。
「父が生前よく言ってたんです。『花を見て機嫌が悪くなる人はいない。一輪あるだけで人の心を和ませられる』って。私、そんな花が大好きで、少しでも多くの人に花で笑顔になってほしくて。これからもお店でいっぱい勉強して店長みたいに素敵なアレンジもできるようになりたいんです」
「……そうか」
真面目な顔でこちらの話を聞いていた瞬の瞳が、一瞬揺れた気がした。急に熱く語りだして引かれてしまっただろうか。
「す、すみません急に決意表明みたいなこと言い出して」



