警視庁での仕事を終え、そのままこちらに来たはずなのにスーツ姿にくたびれた感じはまったく無くビシッと整っている。落ち着いた笑顔を浮かべる彼は目の前の装花と同じくらいこの場のラグジュアリーな雰囲気に馴染んでいた。
佳純は一瞬見惚れてから慌てて彼に近づく。
「気づかなくてごめんなさい。もう着いていたんですね」
まだ時間前だからと油断し彼がいたのに花に夢中になってしまっていた。瞬は謝る佳純の肩をそっと引き寄せる。
「佳純は花より団子じゃなくて恋人より花だから、仕方ないな」
「しゅ、瞬さん」
「冗談だ」
瞬は楽しそうに笑うと佳純の肩を抱いたまま、ゆっくりと歩き出した。
瞬が予約してくれたのはホテルの五階にある高級中華料理店だった。モダンでシックな内装の広い店内の皇居をのぞむ窓際の席に通される。
(中華料理って言われてたからもうちょっとカジュアルだと思っていたけど、さすが高級ホテル……)
向かい合って座ったふたりは軽く乾杯する。瞬は車なのでノンアルコールビール、佳純はアイスウーロン茶だ。
「先週はごめん、急にキャンセルして」
「いえいえ、お仕事なんだからしかたないですよ」
佳純は一瞬見惚れてから慌てて彼に近づく。
「気づかなくてごめんなさい。もう着いていたんですね」
まだ時間前だからと油断し彼がいたのに花に夢中になってしまっていた。瞬は謝る佳純の肩をそっと引き寄せる。
「佳純は花より団子じゃなくて恋人より花だから、仕方ないな」
「しゅ、瞬さん」
「冗談だ」
瞬は楽しそうに笑うと佳純の肩を抱いたまま、ゆっくりと歩き出した。
瞬が予約してくれたのはホテルの五階にある高級中華料理店だった。モダンでシックな内装の広い店内の皇居をのぞむ窓際の席に通される。
(中華料理って言われてたからもうちょっとカジュアルだと思っていたけど、さすが高級ホテル……)
向かい合って座ったふたりは軽く乾杯する。瞬は車なのでノンアルコールビール、佳純はアイスウーロン茶だ。
「先週はごめん、急にキャンセルして」
「いえいえ、お仕事なんだからしかたないですよ」



