初めてのキスは付き合い始めて三回目のデートだった。車から降りようとした佳純の肩を引き寄せ覆いかぶさってきた瞬にやさしく唇を奪われた。
(あの時は恥ずかしすぎてガチガチに固まってまともに瞬さんの顔を見れなかったな……)
最近はだいぶ慣れてきたし、むしろ離れがたい気持ちまで持ち始めている。瞬も同じなのか、徐々にキスが長く、深くなっている気がする。
瞬の熱い唇の感覚やキスの合間に『佳純』と囁く掠れた声をぼんやり思い出していた佳純は、目的駅を告げる車内アナウンスでハッと我に返る。
(私ったら電車の中でなに考えて……瞬さんに会えるからって完全に浮かれてる!)
人知れず頬を熱くしながら、雑念を払うように速足でホームに降りる。すると、バックに入れていたスマートフォンが振動し、着信を伝えた。
邪魔にならない場所まですばやく移動しバッグからスマートフォンを取り出す。画面を見た途端浮ついていた気持ちは一気に霧散した。
(……出ないわけにもいかないか)
小さく溜息をつき応答ボタンをタップする。
「佳純です」
『佳純、お前が金を振り込まなくなったから叔父さん困ってるんだぞ』
(あの時は恥ずかしすぎてガチガチに固まってまともに瞬さんの顔を見れなかったな……)
最近はだいぶ慣れてきたし、むしろ離れがたい気持ちまで持ち始めている。瞬も同じなのか、徐々にキスが長く、深くなっている気がする。
瞬の熱い唇の感覚やキスの合間に『佳純』と囁く掠れた声をぼんやり思い出していた佳純は、目的駅を告げる車内アナウンスでハッと我に返る。
(私ったら電車の中でなに考えて……瞬さんに会えるからって完全に浮かれてる!)
人知れず頬を熱くしながら、雑念を払うように速足でホームに降りる。すると、バックに入れていたスマートフォンが振動し、着信を伝えた。
邪魔にならない場所まですばやく移動しバッグからスマートフォンを取り出す。画面を見た途端浮ついていた気持ちは一気に霧散した。
(……出ないわけにもいかないか)
小さく溜息をつき応答ボタンをタップする。
「佳純です」
『佳純、お前が金を振り込まなくなったから叔父さん困ってるんだぞ』



