「そう。私がどれだけ言っても辞めなかったくせに、その彼に諭されてあっさり辞めたんでしょ」
その通りなので佳純は床に置いたクッションの上で身を縮こませる。
「そうだよね。ごめん、柚希も心配してくれたのに」
「ふふっ、ごめんごめん冗談よ」
山谷柚希は明るく笑った。
岡本家は三軒隣で小さな工務店を営んでいた山谷家と家族ぐるみで仲が良く、同い年の柚希とは保育園から中学卒業までを共に過ごした仲だ。
母が亡くなった時も、柚希や彼女の両親に随分支えられた。しかし高校に入る前、柚希の父が祖父の家業を継ぐため一家で埼玉に引っ越してしまっていた。
それでも彼女とは欠かさず連絡を取り合い、今までずっと友人関係を続けている。
柚希にだけは佳純はなんでも相談してきたし、柚希もそうだ。
今、柚希は実家に住んでいて、幼い頃からの夢だった保育士として地元で働いている。お互い忙しくてなかなか会うことができないが、今日時間ができたからと言って柚希は佳純の家までやってきてくれた。こうして実際に顔を合わせるのは約一年ぶりだ。
その通りなので佳純は床に置いたクッションの上で身を縮こませる。
「そうだよね。ごめん、柚希も心配してくれたのに」
「ふふっ、ごめんごめん冗談よ」
山谷柚希は明るく笑った。
岡本家は三軒隣で小さな工務店を営んでいた山谷家と家族ぐるみで仲が良く、同い年の柚希とは保育園から中学卒業までを共に過ごした仲だ。
母が亡くなった時も、柚希や彼女の両親に随分支えられた。しかし高校に入る前、柚希の父が祖父の家業を継ぐため一家で埼玉に引っ越してしまっていた。
それでも彼女とは欠かさず連絡を取り合い、今までずっと友人関係を続けている。
柚希にだけは佳純はなんでも相談してきたし、柚希もそうだ。
今、柚希は実家に住んでいて、幼い頃からの夢だった保育士として地元で働いている。お互い忙しくてなかなか会うことができないが、今日時間ができたからと言って柚希は佳純の家までやってきてくれた。こうして実際に顔を合わせるのは約一年ぶりだ。



