「君が利用した男と話す機会があってね。君の顔写真を見て間違いないと言っていたし、スマートフォンでのやりとりもぜんぶ残していたよ。メッセージを画像にしておいたかが、君も確認するか?」
「……消すように言っておいたのに」
観念したのか芹那は憎々しげに吐き捨てる。
「鮫島警視正のためだったんです! こんな女、将来警察のトップに立つあなたにふさわしくない。私の方が釣り合いがとれるに決まってる!」
開き直り声を荒げる姿は上品で賢いイメージの彼女とかけ離れたものだった。瞬は余裕の笑みを浮かべた。まるで面白い話を聞いたかのように。
「俺の方が彼女にふさわしい男になれるように必死なのに?」
「えっ」
絶句する芹那をよそに瞬は佳純の横に立ち、腰を引き寄せた。
「過去もこれからも、俺にとって佳純が唯一の女性だ」
「瞬さん……」
こんな状況なのに、嬉しいやら恥ずかしいやらで頬が熱くなってしまう。
「芹那、いいかげんにしなさい。お前のやったことは嫌がらせを超えている」
父親に低く一括され、芹那はとうとう押し黙ってしまった。いつの間にか賑やかだった会場はこちらをうかがうように静まり返っている。
「……消すように言っておいたのに」
観念したのか芹那は憎々しげに吐き捨てる。
「鮫島警視正のためだったんです! こんな女、将来警察のトップに立つあなたにふさわしくない。私の方が釣り合いがとれるに決まってる!」
開き直り声を荒げる姿は上品で賢いイメージの彼女とかけ離れたものだった。瞬は余裕の笑みを浮かべた。まるで面白い話を聞いたかのように。
「俺の方が彼女にふさわしい男になれるように必死なのに?」
「えっ」
絶句する芹那をよそに瞬は佳純の横に立ち、腰を引き寄せた。
「過去もこれからも、俺にとって佳純が唯一の女性だ」
「瞬さん……」
こんな状況なのに、嬉しいやら恥ずかしいやらで頬が熱くなってしまう。
「芹那、いいかげんにしなさい。お前のやったことは嫌がらせを超えている」
父親に低く一括され、芹那はとうとう押し黙ってしまった。いつの間にか賑やかだった会場はこちらをうかがうように静まり返っている。



