「お礼を頂くようなことをはしていませんし、警察官が謝礼を受け取るわけにはいかないので」
「そうですか……」
しっかりした口調で断られ、店長は残念そうな顔になった。
(そっか、鮫島さんは警察官として当たり前のことをしただけなんだ。でも、何もお返しできないのも寂しいな)
佳純も歯がゆい気持ちでいると鮫島は「気にしないでください」と穏やかな声を出した。
「僕の方こそ彼女が用意してくれる花に癒してもらっていますから。色選びのセンスが良くて優しい気持ちになる。故人も喜んでいると思います」
「鮫島さん……」
(そんな風に思ってくれてたなんて)
もったいない言葉に嬉しさでいっぱいになっていると、店長が佳純の背中をグッと押してきた。
「わっ」
「そうですかそうですか。では今日もウチの優秀フローリスト、岡本佳純24歳、彼氏ナシ、好みのタイプは手堅い公務員が心を込めて作らせていただきますね」
「ちょっ、店長!」
「じゃあ、私は作業があるから後はお願いね~」
「そうですか……」
しっかりした口調で断られ、店長は残念そうな顔になった。
(そっか、鮫島さんは警察官として当たり前のことをしただけなんだ。でも、何もお返しできないのも寂しいな)
佳純も歯がゆい気持ちでいると鮫島は「気にしないでください」と穏やかな声を出した。
「僕の方こそ彼女が用意してくれる花に癒してもらっていますから。色選びのセンスが良くて優しい気持ちになる。故人も喜んでいると思います」
「鮫島さん……」
(そんな風に思ってくれてたなんて)
もったいない言葉に嬉しさでいっぱいになっていると、店長が佳純の背中をグッと押してきた。
「わっ」
「そうですかそうですか。では今日もウチの優秀フローリスト、岡本佳純24歳、彼氏ナシ、好みのタイプは手堅い公務員が心を込めて作らせていただきますね」
「ちょっ、店長!」
「じゃあ、私は作業があるから後はお願いね~」



