別れた警視正パパに見つかって情熱愛に捕まりました

 帰りの車に乗せた途端、充電が切れたように眠ってしまった大輝は運んでも起きる気配がなかった。

 瞬は広いリビングの隣にあるドアを開けると、物がほとんど置かれていない部屋の真ん中に布団を手際よく敷き始めた。

「ここに寝かせて」

「は、はい」

 佳純は言われるままそっと大輝を布団に横たえ、上質で温かそうな毛布をかけた。

 元々今日は瞬に、家に泊まってほしいと頼まれていた。佳純も話をする良い機会だと思い、大輝と泊まるつもりで準備をしていて、大輝もお泊りを楽しみにしていた。

 適切に暖房のきいた部屋でスヤスヤと眠る大輝を見て、ホッと息をつく。

(布団、新品みたいだし毛布もかわいいくまさん柄……もしかしなくても大輝のために準備してくれてたんだよね)

「ドアを開けたままにしておけば起きても大丈夫だな。佳純、コーヒー入れるからリビングでゆっくりしていてくれ」

「失礼します」

 促されるままリビングのソファーに腰を降ろす。