隣にいるのは、背が高くて
筋肉質でさわやか系の顔をした竜。


裏で人気あるってこの前噂で聞いたっけ。


竜には、付き合って、
確か、5ヶ月くらいの彼女がいる。
一つ下の中学3年生の女の子に手を出したみたい。

付き合ったって最初聞いたときは正直びっくりした。
それからというもの、たまに相談にのってあげた。

今日も相談みたい。
なんやかんや年下は、結構手がかかるのかな?


校門をくぐり終えて、
そこで会った凛たちと未亜に
バイバイって手を振った。



別に、竜と帰るからって未亜の誘いを断ったわけではない。
だって、そのときまだ知らなかったんだから。
竜と帰ることなんて。

一人でフラフラ帰ろうと思ってたところに、
竜が誘ったんだからね。

って。自分に言っても意味ないね。



「もうすぐ、彼女の誕生日なんだ」


「誕プレ何にすればいいかで迷ってるんだ?」



「そう。何がいいと思う?」


「んー。指輪とか?あ、あとキーホルダーとか。おそろの」


「・・・指輪。ね」


「あと、化粧品とかって。。。中3か」


「ぅん・・・」




「キーホルダーは絶対だね。おそろのだからって渡したら最高じゃん。
それと、指輪とかいいと思うし。ちょっぴし大人っぽいけど」


「じゃあさ、由梨は何がほしい?自分の誕プレ」




「あたし?
あたしはー。彼氏がくれるものならなんでもうれしいからね。
何でもいい・・・・かな」


「そっか」