門をくぐり校舎に向かっていく途中、後ろから「最強の三つ子が通るぞ! 道をあけろ!」と声が聞こえた。その言葉を合図に、私以外の生徒たちが全員振り向き、言われた通りに素早く道をあけだした。そして左右きれいに分かれ、生徒たちは並んだ。
私の目の前には、校舎まで続く一本の綺麗な道が。
――な、何これ?
立ち止まって後ろを振り向くと、黒髪イケメンと赤髪のイケメン、金髪で肩まで髪の長さがあるイケメンがいた。オーラ溢れる三人は、堂々と自信満々な雰囲気で並んで歩いていた。そして今、三人の進行方向には私がいる。私が邪魔で通れない彼らは、立ち止まった。
向かいあわせの状態に……。
絶大最大霊長類のような三人の鋭い視線を浴び、私は息を呑む。数秒固まってしまった後、我に返り場所をあけるため数歩動くと、何事もなかったかのように三人は再び歩き出した。が、その中のひとり、金髪のイケメンが振り返る。そして、棒がついている飴を舐めながら睨んできた。
私の目の前には、校舎まで続く一本の綺麗な道が。
――な、何これ?
立ち止まって後ろを振り向くと、黒髪イケメンと赤髪のイケメン、金髪で肩まで髪の長さがあるイケメンがいた。オーラ溢れる三人は、堂々と自信満々な雰囲気で並んで歩いていた。そして今、三人の進行方向には私がいる。私が邪魔で通れない彼らは、立ち止まった。
向かいあわせの状態に……。
絶大最大霊長類のような三人の鋭い視線を浴び、私は息を呑む。数秒固まってしまった後、我に返り場所をあけるため数歩動くと、何事もなかったかのように三人は再び歩き出した。が、その中のひとり、金髪のイケメンが振り返る。そして、棒がついている飴を舐めながら睨んできた。



