飴ちゃん食べる?~よろしく焼肉ホスト部♡

 天野スミス唯と私の共通点を見つけて、うれしいかも。
 そういえば、豚トロが好きなのも一緒だっけ?

「いただきます!」

 ご飯に豚トロを乗せて口に入れる。

「天野が焼いた肉、美味しい!」と、本音と笑顔が私からこぼれる。天野スミス唯を見つめると、彼は目をぷいっとそらしてきた。

 彼はよく私から視線をそらすよね……。

――そういえば、天野スミス唯は女の子が苦手なんだっけ?

 でも、私と話をしてくれてる。

「天野、ありがとう!」
「いや、こっちこそありがとな……あと、栗谷川のこと、強くて見直した」
「天野こそ、強くてかっこよかったよ!」

 相変わらず目をそらしたままの天野スミス唯。気のせいか、彼の耳が赤く染まった気がする。

 な、なんで赤く染まるの?

 そんな天野スミス唯をみていると心臓辺りがぎゅっと、何かに掴まれたみたいになった。急に彼のことを、恋じゃないけど、なんか言葉にできない意識をしちゃう自分がここにいる。

 私たちは無言のままお昼ご飯をふたりきりで食べた。