飴ちゃん食べる?~よろしく焼肉ホスト部♡

 校門に着くと、辺りを見渡した。

 お弁当箱の袋を無事に、校門の近くにある木の場所で見つけて私は駆け寄る。

「あった! よかった!」

「なぁ、なんで俺らが喧嘩した時、栗谷川も校門のところにいたん?」

 袋の中にあるお弁当箱を確認していた時、天野スミス唯が疑問を投げてきた。

「天野のあとについていった……」
「はっ?」

 目を見開き驚く天野スミス唯。

「いや、あの……」

 ついてったとか、いきなり言われたら普通は驚いちゃうよね。このままじゃ、ストーカーだとか、変な誤解を与えてしまう。

「あのね、実は今日おかずを忘れてご飯しかなくて……天野についていけばおかずとして焼肉が食べれるかな?って思ったの」
「なんだそれ?」

 彼は口元に手をやり、くくっと笑った。
 初めて見た笑顔……。

「天野の笑顔、めちゃくちゃ可愛い……」

 可愛すぎて胸が高まりときめいた。いや、なんで今、私は天野スミス唯にときめいたんだろう。

「可愛いとか言われるの、本当に腹立つ……」

 眉を寄せムッとした表情になる天野スミス唯。そんなに嫌だったの?

「ご、ごめん……」

 彼は私をじっと見つめてきた。そして「とりあえず、こっちについてきて?」と言い歩きだす。

 私は心の中でも謝りながら、静かについていった。