「......私は、そういうつもりで言ったわけじゃなくて。
神無月さんの考えてることが知りたくて。
神無月さんが生きることに固執しないことが不思議で...
純粋に友達になりたかったんです。」
あ。
やってしまったかもしれない。水無月さんは純粋に友達になりたいって
言う思いだったみたいだけど、だけど友達はしばらくいらないかもしれない。
「えっと...。純粋に友達になりたいって言ってくれたのはわかりました。
だけど、友達っていう存在は私には必要ないので帰ってもらえるとうれしいのですが」
「そっか。じゃあ、知り合いってことですかね。」
「そうですね。」
「神無月は長いので、志希ちゃんって読んでもいいですか?」
え...?なんでわざわざ私に聞くんだろう。友達じゃないからか。
勝手に家に凸ってくるくせに変なところで律儀な人だなあ。
「勝手に呼んでください。唯音ちゃん......。って私も呼ばせてもらいますね。」
唯音ちゃんがふわりと嬉しそうに笑った気がした。
その笑顔があまりにも重なっていた。
ー彩希の笑顔とそっくりだった
