魔法で生き残る世界

「え...?」

水無月さんは少し戸惑った素振りを見せた。


まぁ、普通の人はこうなると思う。

だって、みんな生きたいって思ってるから。

みんなには生きる理由があって、充実している毎日を送れているから。



でも私は、このまま世界が滅びてしまったらなって思うんだ。




はやく帰ってほしいな。




「ごめんなさい。だけど私はこのまま世界が滅びてもいいって思っているので。」


「そう...ですか。でしたら今日のところは、帰ります。

 あの、またここに来ますね。」


「あ。」




ーできれば来てほしくないです。





そう伝えたかった言葉は閉まった扉のせいで独り言になった。