がっつりと加工された顔にカラフルな傷んだ髪の毛。
印象といえば、頭の悪そうなギャル。
……ギャルに失礼かもしれないけど。
ごめんなさい。
それにしたって、もう少し控えめにメイクすれば良いのに。
確実に素材の良さを殺してる。
ゴテゴテに化粧したら良いってものじゃないのよ。
なんかもう、本来の良さを殺しているというより、台無しにしてる。
私に気がついた3人は嫌味な笑みを浮かべて私を取り囲んだ。
……面倒臭い。
「アンタ、チョーシ乗ってんじゃねぇよ!!」
うわ〜、面倒臭い。
何この予想通りのセリフは……。
「別に。……貴女達こそ、本鈴が鳴る前に戻ったら?」
そろそろ授業始まるでしょう。
早く戻りなさいよ。
絶対に頭悪いでしょうとは、言わないけど。
確実に私よりは馬鹿。
「アンタ、鏡見てみなよ?」
「ブサイク過ぎて泣いちゃうかもね(笑)」
「その態度がムカつくんだっつの!」
ケラケラと馬鹿にしきった表情で彼女達は笑う。
……この人達は私の話を聞いていたのだろうか。
教室戻れって、言ったのよ。
それに残念だけど、私は不細工じゃ無いわ。
自意識過剰とかじゃなく。
事実として。
眼の前にいる彼女達よりは整った顔立ちだと自負しているわ。
なんなら鏡も彼女達の後ろにあるしね?
若干映ってるし……。
私が気に入らないのなら、話し掛けなければ良いのに。
キーンコーンカーンコーン。
……ああ、ほら。
チャイムが鳴った。
未だに何やらギャアギャアと喚いている彼女達を見ながら息を吐く。
「退いてくれるかしら?」
