コリウスの花束を、キミに

「あ、ノート。日下さんから無事受け取った」

「そうでしたか、良かったです。
あの子忘れていたらどうしようって思ってましたから」

ホッと胸を撫で下ろす。

まぁ、奈央は誰もが認めるしっかり者だし
無駄な心配だったのかも。


「まだ、ここに来た理由を伝えてなかったね。
さっき日下さんに頼まれたんだよね」