コリウスの花束を、キミに


「せっかく先生に会えるチャンスだったのになぁ…」

私は天井を見上げ、大きく溜め息をついた。


「よいしょっと…」

まだ少し重たい体をベッドから半分だけ起こし、おでこにそっと手をあててみる。


うん、すごく熱い。